こんにちは!ブログ運営者のめぇぷるです。
今回は、アメリカの住宅事情についてご紹介します。
「海外赴任」と言われて、まず悩む問題の1つに、家のことがよぎりませんか?
実際に私もそうでした。
そもそも、アメリカにはどんな家があるのか…日本とは何が違うのか…
何も分からなくて不安ですよね。
これから何年間も住むことになる家選びは、快適な海外生活を送るためにとても重要な選択だと思います。
この記事を読むことで、アメリカの家の違いについて理解を深めることが出来ます。
実際に私が住んでいるコンドミニアムの情報がやや多めとなっています。
私がコンドミニアムに3年間住んでみた感想を記事にしています。興味のある方は、合わせてお読みください。
アメリカの家の種類について
アメリカでは様々な家の種類がありますが、海外赴任者が住む家は以下の3つがほとんどです。
- 一軒家
- タウンハウス
- コンドミニアム (アパートメント)
なんとなくイメージ出来る方もいるかと思います。
《一軒家》
一軒家は、文字通り一戸建ての家です。
広い庭やプールが付いている所もあります。
《タウンハウス》
タウンハウスは、物件が隣り合わせになっている集合住宅です。
2、3階建だったり、地下があったりと様々ですが、どこかの壁が隣の家の壁と合わさっています。家の中は一軒家と変わりません。同じ敷地内に同じテザインの家がたくさんある印象です。
《コンドミニアム》
コンドミニアムは、日本のマンションのようなものです。エントランスがあり、それぞれ部屋があります。
アパートメントは全ての部屋を1人のオーナーが所有しており、コンドミニアムは各部屋によって、所有しているオーナーは違います。
アメリカの家のメリット、デメリット
ここでは、上記に挙げられた3種類の家について、1つずつメリット、デメリットに分けてお話していきます。
一軒家のメリット・デメリット
広い家に住んでみたい!誰しも1度は思ったことがありますよね。
では、アメリカの一軒家ではどのようなメリット、デメリットがあるのか見ていきましょう。
- 3種類の中で1番家が広い
- 部屋数が多いので、日本から親や友達が遊びに来ても泊まる場所が十分にある
- 広い庭付き。物件によってはプール付きの所もある
- プライバシーが確保できる
- 生活音が気にならない
- ガレージに車が2台入る
広い庭やプールはとても憧れますね。
庭ではBBQをしたり、トランポリンや遊具を備え付けて遊んでいる家が多いです。
またアメリカは土地がとても広いので、一軒一軒孤立しています。その為、家の中でどれだけ騒ごうが気にしなくて良い所は魅力です。
- 費用が高い
- 家が広すぎて掃除が大変
- 芝刈りや落ち葉拾い、雪かきなど、家の手入れや修理が大変
- 虫が出やすい
- 新築はなかなか見つからない (アメリカは中古住宅がほとんどです》
- ゴミ出しの曜日が決まっている
- Amazonなどのネット商品を玄関先に置かれるので、雨が降っている時は濡れてしまう
- セキュリティが不安
メリットで家が広いと書きましたが、やはり広い分、掃除は大変です。月に1度ハウスキーパーを雇って掃除してもらう人もいます。その分費用はかかりますが、掃除が苦手な人には良いですね。
特に、アメリカでは芝刈は義務となっています。景観には厳しいです。
また、アメリカの家は日本と違い、築数十年の家が多くあります。新築だったり、キレイな家に住みたい方は不向きかもしれません。
タウンハウスのメリット・デメリット
タウンハウスのメリット、デメリットを見ていきましょう。
- 一軒家には劣るが、家の中が広い (一軒家とコンドミニアムの中間くらい》
- 小さいが庭がある
- 生活音が気にならない
- オーナーにもよりますが、芝刈りなど業者が行ってくれるところもある (要確認)
- 周りに日本人家族が集まっていることもある
- ガレージに車2台入る
- コミュニティ(集合住宅)に住んでいる人だけが使えるプールなどがある (要確認)
タウンハウスは日本の家と似たようなイメージです。どこかの壁は隣の家と合わさっているので、少しは騒音に気を遣いますが、それほど気にしなくて良いです。
また、芝刈などは業者が行ってくれる所もあるので、担当のオーナーに確認しておくことをおすすめします。
周りに同じ駐在員さんが住んでいることが多いので、分からないことがあると質問できたりします。
皆さん、海外赴任の大変さを分かっていますので、とても優しく教えてくれますよ。
小さいお子さんがいるご家庭は、遊び仲間も出来て良いですよね。
- 虫が出やすい
- ゴミ出しの曜日が決まっている
- ガレージ前の雪かきを自分で行う
- Amazonなどのネット商品を玄関先に置かれるので、雨が降っている時は濡れてしまう
- セキュリティが不安
- 日本人同士の関わりが多い
デメリットは一軒家と同じ部分が多いです。
芝刈などは業者が行ってくれるのですが、冬の雪掻きはガレージから公道まではご自身でやらなければいけないので、寒い地域に住む方は要注意です。
また、周りに日本人が多い場所では、困った時に助けてくれる反面、普段からコミュニケーションを取らなければいけないので少し大変かもしれません。こちらに関しては、得意不得意がありますので、ご自身の考えで決めるといいでしょう。
日本のように、ゴミ出しの日が決まっています。外用の大きなゴミ箱にまとめて入れて家の前に出しておかなければいけません。夏になると、ゴミの周りにハエがたかるので、虫嫌いの方は要注意です。
余談ですが、私の周りの駐在さんはほとんどがタウンハウスで暮らしています。
コンドミニアムのメリット・デメリット
最後に、コンドミニアムのメリット、デメリットを見ていきます。
- セキュリティがしっかりしている (オートロック)
- ゴミ出しが365日24時間いつでもOK
- 一軒家、タウンハウスに比べて家賃が安い
- 芝刈りや雪かきは業者が行ってくれる
- プール、ジムなどの共用スペースがある (オーナーに要確認)
- 光熱費が家賃に含まれている
- エントランスに郵便物が届くので、荷物が汚れない
コンドミニアムでは、エントランスに入るのにオートロックになっている所がほとんどですので、3つの中でセキュリティは1番安全です。
また家賃に光熱費が含まれている所もあります。こちらはオーナーに確認してみてください!!
我が家では、水道代のみ含まれていました。
- 部屋数が少ない。一軒家やタウンハウスと比べると狭く感じる
- コンドミニアムによっては、外の駐車場に停める (冬は毎朝雪かきをしなければいけない)
- ガレージから部屋までが遠い。買い物後はキツイ
- 上下、左右に人が住んでいるので、生活音に気を配らなければいけない
- 庭がない。ベランダがあるが、BBQ などは規定あり
一番のデメリットは、やはり騒音に気を付けなければいけないところでしょうか。
私達が住んでいるのは2階で、1階はガレージになっているので、走り回ったり、ジャンプする分には気にしなくていい所が救いです。上の階からは、DIYをしているのか、日中に大きな音が聞こえる時があります。
また、一軒家やタウンハウスに比べると、若干部屋が狭く感じます。しかし、そこまで物が多くないご家庭であれば気にならない程度です。私達は4人で住んでいますが、不便に思ったことはありません。むしろ、階段がないので小さいお子さんがいるご家庭は安心して生活出来ると思います。
アメリカの家のメリット・デメリットの比較表
上記に挙げた内容を分かりやすく比較表にしてみました。
一軒家 | タウンハウス | コンドミニアム | |
---|---|---|---|
値段 | 高い | 一軒家とコンドミニアムの間 | 安い |
家の広さ | 広い | 普通 | 2つと比べると狭い |
庭 | 広い | 小さいがある | なし |
騒音 | 問題なし | 多少気を遣う | 上下、左右の住人に 気を遣う |
メンテナンス | 全て 自己責任、自己負担 | 内容によっては 業者が手配してくれる所あり | ほとんど業者がやってくれる |
セキュリティ | なし | なし | オートロック |
掃除のしやすさ | 大変 | 大変 | ワンフロアの為 やりやすい |
ゴミ出し | 決まっている | 決まっている | 365日24時間可能 |
コミュニティ | なし | 住人専用の プールやテニスコートがある | 住人専用の ジム、プールがある |
コミュニティについてはそれぞれオーナーに要確認です!!
私達がコンドミニアムを選んだ理由
海外赴任が決まった時の家族構成は、
主人、私、子供(2歳)でした。
海外赴任が決まってから、ネットでアメリカの家についてたくさん調べました。そこには先輩駐在員の方々が実際に住んでみた時の感想などが記載されており、とても参考になったのを覚えています。
その中で、
- 家が広すぎて掃除が大変
- 家の中にアリが大量発生する
- アメリカで物を買いすぎてしまい、日本へ帰った時に置き場に困った。または、日本へ持って帰るのを諦めた
- アメリカは家の外観(景観)にも厳しいので、芝刈りや落ち葉拾いを定期的にしなくてはいけなかった
という意見が多く見られました。
その結果、主人と話し合い、セキュリティがしっかりしており、家のメンテナンスを業者がやってくれるコンドミニアムに住むことを決めました。
もうすぐ3年が経ちますが、大きな不満はなく快適に過ごせています。
たまに、お友達が庭でBBQをやっているのを見ると羨ましく思いますが…(泣)
どこに重点をおくか、家族でしっかりと話し合うと優先順位が見えてきて、イメージしやすくなるね。
アメリカの家探しで役立つサイト
・Zillow(ジロー)
リアルタイムの物件情報を教えてくれます。
お子さんのいるご家庭では、学校地区(どこの小学校、中学校になるのか)も記載されているので、とても参考になると思います。
我が家では、家を決定してからこのサイトを知ったので、時すでに遅しでした(泣)
まとめ
いかがでしたでしょうか??
新たな場所で新たな生活。期待もありますが不安も大きいと思います。
この記事を見て、少しでも家探しのお手伝いが出来たら幸いです。
皆様がステキな海外ライフを送れますように…。
最後までお読みいただきありがとうございました。