こんにちは!ブログ運営者のめぇぷるです。
今回は、保育園・幼稚園実習に向けての事前準備についてご紹介します。
幼稚園教諭、保育士を目指している方には必修科目である保育実習。
保育実習って何をやるの?
どんな準備が必要?
現役の先生に評価してもらうにはどうしたらいいの?
分からないことだらけで不安ですよね。
私自身、初めての実習では分からないまま参加して、実習後に
「もっとこうしておけば良かった!」
「こんな状況の時はどうすれば良かったんだろう?」
と後悔と疑問が残った苦い思い出があります。
実習は、将来先生として働くために、実際に保育現場に入って子ども達と関わったり、現役保育者の保育の様子を直に見て学べる、とても大切な機会です。
未来ある学生さん達に、私のように後悔してほしくない、実りある実習生活を送ってほしいという思いから、この記事を書きました。
ぜひ一度目を通してくれると嬉しいです。
この記事を読むことで、事前訪問の流れや、実習前に準備しておくべきことが分かります。
事前にしっかりと準備をして、充実した実習生活を送れるようにしましょう!
保育実習中に意識してほしいポイントを書きました。こちらも合わせて読んでみて下さいね!
保育園・幼稚園実習とは
実習は、幼稚園教諭免許、そして保育士資格の取得のための必修科目となっています。
約1~4週間(学校や時期によってさまざま)、毎日決められた保育園・幼稚園へ行き、保育の現場で子ども達と関わったり、現役保育者の役割や保育の様子を見て学びます。
部分実習がある場合は、実習生が主となり、保育を進めていきます。
保育園・幼稚園実習前の事前訪問
実習が始まる前に、1度実習園へ訪問し、園長先生や主任先生に挨拶をします。
そして、実習を行うにあたっての説明を受けます。
ここからもう実習は始まっています。
事前に聞いておきたいことをピックアップしておきましょう。
事前訪問前にするべきこと
事前訪問前にやるべきことをまとめました。
事前訪問は実習開始の約2、3週間前に行くことをおすすめします。
余裕をもって行動しましょう。
早めに行動した分、それだけ準備する時間が増えるよ!
電話で日時を決める
まずは、訪問日を決めなければいけません。
あなたの通っている学校、実習園によって違いはありますが、ほとんどはご自身で電話をかけることになるかと思います。
実習開始の1ヶ月前に電話し、日程を決めておきましょう。
実習先の園も行事などで忙しい時もあります。直前に電話するのは相手先にもご迷惑になるので注意しましょう。
電話でアタフタしないように、流れをメモに書いておくと良いよ!
《電話をする時間帯》
電話をかける時間帯も配慮しましょう。
園児が降園した後の15時以降がおすすめです。
比較的、園が落ち着いている時間帯です。
《電話の流れ》
以下のことを確認しましょう。
- 学校名、名前を伝える
- 実習期間を伝える (〇月〇日~〇日まで実習させていただきます)
- 事前に訪問したい旨を伝え、都合の良い日時を聞く (園の方から聞かれる場合もあるので、3つほど候補の日時を決めておく)
- 事前訪問で必要な持ち物を聞く
- その他確認したいことを聞く
電話の最後にお礼を伝えるのを忘れずに!
相手が電話を切ったことを確認した後に電話を切ろうね。
実習園の概要 (場所・通勤方法・通勤時間)を調べる
事前訪問当日までに一度実習園まで行き、通勤方法や通勤にかかる時間を確認しましょう。
徒歩や自転車で行けるのか、公共交通機関を使うのであれば、電車やバスの時間帯などしっかりと把握することが大切です。
特に公共交通機関は平日と土日では運行ルートが変わる場合があるので要注意です。
自転車で通う場合は、自転車をどこに置いたら良いのかも見ておきましょう。
事前訪問当日
事前訪問当日は、遅刻厳禁です。 必ず10分前には到着するようにしましょう。
時間に余裕がないと、気持ちが焦ってしまうので早め早めの行動を心掛けましょう。
持ち物リスト
事前訪問での持ち物を確認します。
忘れ物のないようにしましょう。
- 実習園に提出する書類 (評価表、出席簿など)
- 実習日誌 (一枚コピーしておく)
- 筆記用具
- 上履き
- 印鑑
もしかすると、実習日誌を求められるかもしれません。
事前にコピーしておくことをおすすめします。
提出書類はクリアファイルに入れて、まとめて提出しましょう。
事前訪問で確認すべきこと
事前訪問で確認しておくべきポイントをお伝えします。
自分の担当クラス(何歳児か)
実習で自分が担当するクラスは何歳児なのかを必ず確認しましょう。
事前に知っておくことで、実習が始まるまでに準備出来ることもたくさんあります。
担任の先生の名前、クラスの人数、男女比
担当クラスの先生の名前、クラスの人数、男女比も確認しておくと良いでしょう。
クラスの人数を確認することで、部分実習の内容も考えやすくなります。
1日の流れ
園のホームページやパンフレットにも一日の流れは書いてあるかと思いますが、
細かい部分まで聞いておくことをおすすめします。
- 一斉保育は何時~何時までか
- 給食の前後にやるべきことはあるか (環境設定など)
- お昼寝の有無。何時~何時までか
- 絵本読みを行うタイミング
実習先が保育園か幼稚園かで一日の流れも変わってきます。
事前に聞いておくことで、一日の流れがイメージ出来て、実習が始まってからスムーズに動けます。
部分実習について
部分実習なのか、全実習(一日実習)なのかも確認しましょう。
部分実習の場合は、目安となる保育時間は何分あるかを確認します。
その時間によって出来ること、出来ないことが分かれてきます。
部分実習は、保育実習の中でもメインとなってくる大切な項目ですので、あらかじめしっかりと対策しましょう。
クラスの年齢、人数が分かると部分実習の内容も考えやすくなるね!
楽譜をもらう
園によって毎日歌う歌が決まっている所もあります。
- おはようのうた
- 給食のうた
- さよならのうた
など。
事前に楽譜をもらって、実習までには完璧に弾き歌いが出来るように練習しておきましょう。
必要経費の有無
実習でかかる必要経費がどのくらいあるかを確認します。
主に給食費・教材費・遠足などの行事参加費です。
またそれは、いつ、誰に支払えば良いかも確認しておきましょう。
初日に一括で支払ったり、日払いで支払ったり、最終日にまとめて支払ったりと園によって様々だよ!
保育園・幼稚園実習前に準備しておくこと
ここからは、実際に保育実習が始まる前までにしておくべきポイントを説明します。
これをやるかやらないかでは、実習での自分の行動や評価が大きく変わります。
貴重な実習がより充実したものになるように、しっかりと準備しましょう。
名札を作る
子ども達に早く名前を覚えてほしいですよね。
その為にも名札は必須です。
手作りでも良いですし、苦手な方は市販で売っているものでも良いと思います。
《注意すること》
- ひらがなで書く
- 素材はなるべくやわらかいもの
- 名札の大きさ
当たり前ですが、子ども達は漢字は読めません。
一番なじみのあるひらがなで書きましょう。
素材はやわらかめの物をおすすめします。(フェルトなど)
保育園では、乳児さんと関わる機会もあります。思わぬところで怪我をさせてしまう場合もあるので、硬いものや角が尖っているものは使わないようにしましょう。
名札は小さすぎても読みにくく、大きすぎても動くのに邪魔になってしまいますね。
実際にエプロンにつけてみて大きさを確かめましょう。
手作りで作る方は、子どもの好きなキャラクターで作るとあっという間に人気者になれますよ!
自己紹介の練習
初めて子どもの前に立つ時は、必ず自己紹介をしますよね。
実習生でも子ども達にとっては「先生」です。
この人はどんな人なんだろう?と興味や期待の目であなたのことを見ています。
そんな中、「〇〇大学から来ました、〇〇と申します」のような堅苦しい挨拶では子ども達には伝わりません。
また、小さな声でボソボソ言ったり、早口になってしまってもいけません。
自己紹介の時に意識してほしいポイントを3つ挙げました。
- 笑顔
- 大きな声ではっきりと
- 子ども達の目を見る
この3つは必ず気を付けましょう。
《自己紹介例》
「保育園 (または幼稚園)の先生になるためにお勉強しに来ました。
名前は○○です。 (フルネーム)
【アイス】と【かき氷】と【りんご】が好きです。
↑↑食べ物の絵と文字を書いたカードを作っておき、見せながら最初の言葉を強調する。
あ・か・リ先生って呼んでください。
〈☆子ども達に向けて一言☆〉
よろしくお願いします」
名前と好きな食べ物の頭文字を合わせて紹介すると、より印象深くなりますよね。
言葉だけでは伝わりにくいので、絵とひらがなが書かれたカードを一緒に見せるなど工夫しましょう。
好きな食べ物ではなく、動物・乗り物・色…なんでもいいです。
好きなものの共通点が見つかると、子ども達もあなたに共感し、親しみを持ちやすくなってくれますよ。
子どもの前では大げさなくらいの話し方が丁度いいです。思いっきりやってみよう!
他にも
- ペープサートやエプロンを使う。
- 手遊びを替え歌して名前を伝える。
など、様々なやり方があります。
実習まで時間のある方は、手作りで作ってみると良いですよ!
自己紹介は子ども達と仲良くなる最初の大事な一面なのでしっかりと練習しておきましょう。
ピアノ練習
事前訪問で確認すべきことでも少し触れましたが、園によっては毎日決まった歌を歌うところがあります。
実習中はピアノを弾く機会がたくさんあるので、必ず事前に練習し、
子ども達の方を見ながら弾き歌いが出来るようにしておきましょう。
事前訪問の際に、保育室のピアノの位置も確認しておくと良いでしょう。
ピアノが壁にくっついていれば、歌う時に顔や体を子ども達の方へ向けなければいけません。
鍵盤を見ずに弾くのはとても難しいので、苦手な方は特に練習が必要です。
余裕のある方は、その他にも何曲か弾ける曲を準備しておくと良いです。
子ども達になじみのある童謡はもちろんのこと、その時に流行っている歌も見ておくと良いですよ!
ピアノはちょっとした時間にも弾けるし、子ども達も喜んで歌います。
強い武器になりますよ!
絵本の読み聞かせ練習
絵本読みの練習も大切です。
自分の担当クラスが決まっていれば、その年齢に合った絵本を選びましょう。
また、季節によっても読む絵本は変わってきます。
夏なのに、サンタクロースの絵本…なんておかしいですよね?
実習園で絵本を貸してもらうことも出来ますが、練習のためにも図書館で何冊か準備しておくことをおすすめします。
- 絵本の持ち方
- 絵本の読み方
- 子どもの反応を見る
- 内容を把握する
まずは絵本の持ち方です。
絵本の絵や字が隠れないように持ちましょう。また、ページをめくる時に自分の手で絵を隠してしまわないように注意してください。
絵本によっては、持ち手を変えることもあります。
子ども達に見やすい高さで持ちましょう。高すぎると首が疲れてしまうし、低すぎると後ろにいる子が見えなくなってしまいます。
読み方は、ゆっくりとはっきりした声で話すことを心掛けてください。
キャラクターによって、声色を変えても面白いですね。ただし、あまりにもやりすぎてしまうと、子ども達はあなたの方を見てしまい、絵本に集中できなくなってしまいます。
ストーリーが分からなくなってしまうのは避けたいですよね?
子ども達に内容が伝わるように、丁寧に読み進めていきましょう。
絵本読みの最中は、読むことだけに集中せず、子ども達の表情にも目を配ってみて下さい。
反応を見ながら、読むペースを変えてみたり、少し間をあけてみたり…。
読み手のちょっとした工夫で、より絵本の世界に入り込むことが出来るでしょう。
最後に、絵本読みをする前に必ず内容を把握してください。
読み手が話の内容を理解しないまま読んでも、子ども達には伝わりません。
全てを暗記するまでとは言いませんが、頭の中で順序立てて読むのは大切です。
小ネタを準備しておく
手遊びやちょっとした手品を覚えておくと、保育の中では強い武器になります。
特に、一斉の前で話しかける時などに、子ども達の注意を引き付けるには最適です。
- はじめましょったらはじめましょ♪
- いっぴきののねずみ♪
- アオムシでたよ♪
- 山小屋一軒♪
- トントントントン、アンパンマン♪
- 落ちた落ちた、何が落ちた♪
- 輪ゴムの瞬間移動
- 指がのびる
5歳児になると、この他にもなぞなぞやしりとりゲームもあるよ!
身だしなみを整える
実習当日までに身だしなみを整えておきましょう。
実習生でも、子どもや保護者の前では「先生」として見られます。
あからさまに髪の毛の色が明るかったり、爪が長いのは避けた方が無難です。
また、髪が長い方は、きちんと結びましょう。
清潔感を持つことで、印象もガラッと変わります。
生活習慣を整えておく
実習期間中は、朝が早く、家に帰ってからも記録や反省を書いたり、部分実習の準備など、
とても忙しくなります。
1日があっという間に終わり、他のことをする余裕はありません。
個人の用事は実習前に終わらせておき、実習中は保育のことに集中できるように環境を整えておきましょう。
もちろん、バイトをする時間も余裕もありません。事前に予定を調節しておきましょう。
実習記録の書き方を予習しておく
実習記録は、毎日の保育内容、子どもの様子や動き、保育者と子どもの関わり、反省や疑問点などを記録するものです。
これは実習中毎日提出しなければいけません。
とても大変な作業ですが、後々の財産にもなります。
事前に項目などを確認しておき、書き方をイメージしておきましょう。
実習中はこの記録を書くのが大変でした。しかし、後々働き出してからとてもためになり、何度も読み返したりしていました。未来の自分のためにも細かく丁寧に書きましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、保育園・幼稚園実習に向けての事前準備についてまとめました。
大切なポイントをおさらいします。
《事前訪問前にすべきこと》
- 電話で事前訪問の日時を決める
- 実習園の概要を調べる
- 事前訪問の持ち物チェック
《事前訪問で確認すべきこと》
- 自分の担当クラス(担任名、子どもの年齢、人数、男女比)
- 一日の流れ
- 部分実習について
- 楽譜をもらう
- 必要経費の有無
《実習前にすべきこと》
- 名札を作る
- 自己紹介の練習
- ピアノ練習
- 絵本の読み聞かせ練習
- 小ネタの準備
- 身だしなみを整える
- 生活習慣を整える
- 実習記録の書き方を予習する
不安もあるかと思いますが、大丈夫です!!
子ども達は必ずあなたのことを受け入れてくれます。
実習を有意義なものにして、ぜひステキな先生になってください!
この記事が、少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
応援しているよ!