こんにちは!ブログ運営者のめぇぷるです。
今回は、保育実習を行うにあたって、私からのアドバイス、実習を上手に乗り切るコツについてご紹介します。
実習って聞くと、なんだか緊張しちゃうよ。
そうだよね。きっと、先輩保育者の皆さんも同じ経験をしているよ!
緊張したり、不安になる気持ちはちゃんと分かってくれているので大丈夫!しっかり準備をして、実習に参加しよう。
保育園・幼稚園実習を控えている学生さん。
「子ども達とどんなことをして遊ぼうかな」
「仲良くなれるかな」
と、期待に胸を膨らませる反面、
「どうやって関わっていけば良いのだろう」
「先生達に怒られたらどうしよう」
と不安も大きいかと思います。
もちろん、私自身もそうでした。
初めての保育実習では、言われるがままに動くだけで、ただ子ども達と楽しく遊ぶということにだけに集中してしまい、保育での先生の動きや役割、保護者や子ども達への関わり方をしっかりと学ぶことが出来ないまま実習を終えてしまい、とても悔しい思いをした経験があります。
数年後、幼稚園教諭となり、今度は実習生を受け持つ立場になることもありました。
実習生だった時と、実習生を受け持った時の両方を経験したことで気付いたこともあります。
今回は、これから保育実習を控えている方に向けて、後々後悔しないように
どのような姿勢で参加してほいのか、実習中に気を付けてほしいことをまとめました。
私が実習生に伝えたい1番大切なこと…それは実習に対する心構えです!
不安もあるかと思いますが、一つ一つ一生懸命取り組んでいくことが大切です。
この記事を読むことで、実習中に自分が何をすべきなのかに気付けるようになります。
保育園・幼稚園実習の事前準備については、こちらの記事を参考にして下さい。
保育実習前のアドバイス
保育実習が始まる前にやっておくことを3つまとめました。
どの項目もとても重要ですので一つ一つ確認していきましょう。
その日の目標を決める
これは必ずやって下さい。
目標を立てて臨む人と、何も考えずにただ過ごす人では、同じ経験をしたとしても得るものが格段に違います。
せっかく同じ時間過ごすのであれば、得るものが多い方がいいですよね?
実は、これに関しては、私自身が実習中に実行出来なくて、一番後悔した部分です。
目標は1日にひとつで十分です。
ですが、決めた目標は必ず達成するという意気込みで行ってください。
- 園での一日の流れを把握する
- 元気よく挨拶をする
- 子どもの名前を覚え、積極的に関わる
- 保育者と子どもの関わり方を観察する (ケンカした時、泣いている子の対処の仕方など)
- 説教的に質問する
- 子どもの好きな手遊びを覚える
- ピアノで子どもの好きな曲を弾く
- 保育者の絵本読みを観察する
- パネルシアターやペープサートに挑戦する
毎朝目標を決めたら、忘れないようにメモの一番上に書いておくといいよ!
2週間実習期間があれば、10個以上学ぶことが出来るね!
実際に保育の現場に参加する経験はなかなか出来ないので、この学びは大きいよ!
身だしなみを整える
身だしなみを整えることは大切ですね。
「実習生」であろうと、保護者や子ども達には関係ありません。
あなたも「先生」の1人です。
また、保育園、幼稚園には多くの来客もいらっしゃいます。
あなたは《その園の看板を背負っている》ということを意識し、それに見合った格好で参加しましょう。
- 髪の毛の明るさ
- 髪の毛は束ねているか
- ピアス、イヤリングはしていないか
- 爪は短いか
- マニキュアはしていないか
前髪が目にかかってしまう場合は、ゴムやピンでまとめましょう。
顔が隠れてしまうと、子ども達があなたの表情を見ることが出来ません。
清潔感のある格好がいいね!
服装・持ち物の確認
実習中の服装は、動きやすいものにしましょう。露出の多い服装は避けた方が無難です。
エプロンも準備しておくと良いですね。
細かな指定があるか、事前に確認しておきましょう。
次に、実習中の持ち物です。
トートバッグなどにまとめて入れておきましょう。
実習園によって様々ですが、職員用のロッカーや保育室で保管します。
- 名札
- 外履き用の靴と、室内履き
- 帽子
- 給食セット (コップ、箸、スプーン等)
- 水筒
- 実習日記
- メモ帳
- 筆記用具
- 印鑑
- マスク (コロナの影響で必須になっているかもしれません)
メモ帳は、すぐに出せるようにエプロンのポケットに入る大きさで用意しましょう。
靴は外履き用と、室内履きの2つ必要です。動きやすいもの、さっと履ける物を選びましょう。
この他にも、夏に実習を行う場合は、水遊び用の着替えが必要になります。
貴重品は最低限にしましょう。
持っていく場合は、保管場所があるかを確認しましょう。
保育実習中のアドバイス
ここからは、実習が始まってからのことについてまとめていきます。
当たり前なことも書いてありますが、これをしっかりと行うことで先生達への印象がだいぶ変わります。
ご自身が実習を楽しむためにもぜひ読んでみて下さい。
元気に挨拶をする
先生や子ども達はもちろん、保護者の方にも元気に挨拶をしましょう。
元気に挨拶されて、嫌な気分になる方はいませんよね?
「この先生は元気がいいな」「明るい先生だな」と好印象を持たれます。
何かを頼まれた時にも、しっかりと返事をすることを忘れないようにしよう。
正しい言葉遣いで話す
言葉遣いには気を付けましょう。
大人に対してだけではなく、子どもに対しても同じです。
子どもは先生の話をとてもよく聞いています。そして、それだけ吸収していきます。
ということは、あなたの言葉遣いが子ども達へのお手本となるのです。
子ども達は友達ではありません。友達口調で話すのはやめ、正しい言葉遣いで接しましょう。
表情豊かに接する
実習中、特に子ども達の前では常に笑顔を心掛けましょう。
子ども達は大人の表情をとてもよく見ています。
無表情だと、怒ってるのかな?ちょっと怖いな…と感じ、近づいてきてくれません。
最初は緊張するかもしれませんが、笑顔を忘れずに過ごしましょう。
ニコニコしていると、「あの先生楽しそうだな」と子ども達の方から寄ってきてくれます。
保育者の行動を観察する
実習の中でも常に意識して見てほしい所です。
保育者の動き、子どもへの関わり、トラブル時の声かけ、保育者同士の連携、保護者とのコミュニケーションの取り方など、現役の先生からは学ぶことがたくさんあります。
まずはよく観察して、メモに残しましょう。
毎日の保育の中で、子ども達への声掛けや動きなどをスムーズに行っているように見えますが、実は、頭の中では、様々なことを考えながら、先を見越して動いています。
保育者が何か行動したときは、《どんな意図があって動いたんだろう?》と、一度考えてみると良いですね。
気になることがあればメモに残し、後で質問してみましょう。
積極的に行動する
実習中は、とにかく積極的になりましょう!
ぼーっと立っていたり、いつまでも指示待ち状態だと、「この子はやる気がないのかな?」と思われてしまいます。
実習1~2日までは一日の流れを把握するために主に観察してください。
おおまかな保育の流れを掴むことが出来たら、次は自分から積極的に行動しましょう。
積極的に行動することで、あなたの熱意が保育者にも伝わります。
保育の流れだけではなく、自分が試してみたいことはどんどん挑戦してみましょう。
例:絵本読み、ペープサート、パネルシアター、エプロンシアター、手遊びなど。
やりたいことがある場合は、いきなり始めるのではなく、事前に先生に確認を取り、可能であれば一度見てもらうと良いですよ。
子どもと積極的に関わり、一緒に遊ぶ
保育実習のメインは子ども達と関わることです。
実習生がどれだけ子ども達と関われているかは、保育者からの評価のポイントとなります。
まずは、子ども達に積極的に話しかけ、仲良くなりましょう。
実習生と仲良くなりたくても、なかなか自分から話せない子もいます。
最初は難しいかもしれませんが、子ども達全員に目を向け、なるべく全員と平等に遊びましょう。
始めは子ども達の遊びに一緒に入り、次第に新しい遊びを提案していってもいいね。
子どもの年齢によって、関わり方や、声かけの仕方も変わってきます。
保育者と子ども達のやりとりを見ながら、実際にやってみましょう。
忘れないうちにメモをとる
メモ書きは実習中は必須です。
一日の流れをメモに書いておくと、その日の実習記録を書く時にスムーズに出来ます。
その他にも
- 保育者の動きや声掛けで参考になったこと。
- 保育の中で疑問に思ったこと。
- 子どもの名前、特徴
などを記録しておくと良いですね。
気を付けることは、大切だからと言って、メモを書くことに集中しすぎないこと。
目の前にいる子ども達と関わることも大切なので、箇条書きにするなど、簡潔に書いておきましょう。
メモを書くのに必死になりすぎて、貴重な保育を見逃してしまわないようにしないといけないね。
積極的に質問をする
一日の実習後には必ず反省会があります。
疑問に思ったことや困ったことなどを必ずメモに書いておき、質問しましょう。
中にはこんなにたくさん質問しても良いのかな?と心配する学生さんもいますが、実習生だからこそたくさん質問出来るのです。実習生の特権です。
質問してくれた方のが、「こんなことに困っているんだな」「ここを克服出来るように保育をお願いしてみようかな」など、あなたのスキルアップのために色々と工夫してくれる先生もいます。
実習記録は必ず提出期限を守る
実習中は、毎日実習記録を提出しなければいけません。
最初のころは、書き方も分からずに時間もかかり、実習生の負担は大きいですが、記録を書くことはとても大切です。
必ず期限を守り、提出しましょう。
実習記録は、保育者の仕事の時間を割いて見てもらいます。
相手のことを考え、丁寧な字で分かりやすく書きましょう。
失敗を恐れない
実習中は、失敗しないように…と考える学生さんが多いです。
私もそう考えていました。
しかし、実習生だからこそ失敗が許されるのです。
保育現場で働くというのは、とても貴重な時間です。
失敗することを恐れずに、色んなことに挑戦していってもらいたいです。
やらない後悔よりも、やった後悔の方がいいよ!
保育実習最終日
いよいよ保育実習最終日。
ここでは、最終日にやるべき内容について説明します。
先生達へ挨拶・質問をする
まずは、先生達への挨拶を考えておきましょう。
保育実習の感想、学んだこと、難しかったこと、今後の抱負などを伝えられると良いですよ。
おそらく、最終日の保育後は、園の保育者全員を交えての反省会が行われるかと思います。
実習生が保育者に質問できる最後のチャンスです。
当日までに聞きたいことなどをメモしておき、皆さんに疑問をぶつけてみましょう!
子ども達へ挨拶をする
子ども達への挨拶も考えておきましょう。
思い出がたくさんあるのは良いことですが、挨拶が長すぎてもいけませんよね。
簡潔に、分かりやすく、を意識しながら伝えましょう。
一人一人に手作りのプレゼントを渡すと喜ばれますよ。
私は折り紙でピカチュウを作り、子ども達の名前と一言を添えてメダルにしたよ!
プレゼントを渡したい場合は、事前に担任の先生に伝えておき、時間を取ってもらいましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、保育実習でのアドバイス、実習生にやってほしいことを元保育者目線でお伝えさせていただきました。
この記事のまとめです。
- 目標を決める
- 身だしなみを整える
- 服装・持ち物確認
- 元気に挨拶をする
- 正しい言葉遣いで関わる
- 表情豊かに接する
- 保育者の行動を観察する
- 積極的に行動する
- 子どもと積極的に関わり、一緒に遊ぶ
- メモを取る
- 積極的に質問をする
- 実習記録は必ず提出期限を守る
- 失敗を恐れない
- 先生達へ挨拶・質問をする
- 子ども達へ挨拶をする
保育実習を乗り切るコツは、やるぞという心構えです!
この記事が、実習生の皆さんにとって、少しでもお役に立てると嬉しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
不安をなくそう!